巣作り

コシアカツバメの巣作りを久しぶりに撮影しました。

この時期から巣作りを始めると言う事は、今年一回目の子育てを失敗したのでしょうか?ちょっと心配な事ではあります。

コシアカツバメは、九州の北部だと4月下旬ころ渡ってきます。すぐに巣作りを始め
一回目の子育て、8月上旬ごろから二回目の子育てを行い十月中旬ごろ南へ帰って行きます。

以前撮影したコシアカツバメのペアは、一回目の子育てに使った巣をそのまま利用して二回目の子育ても行いました。このペアはどうしたんでしょうか?

コシアカツバメの巣は、軒や庇と壁が合う部分に泥団子を使って徳利を半分にした形状のものを作ります。壁上部から軒や庇の接合部へ向かって、レンガを積み上げるように泥団子を水平方向に積んで行きます。

コシアカツバメは、泥団子を徳利のようにカーブを描き積むと崩れてしまうことを知っているようで、泥団子を横積みするとき、枯れた雑草の葉や茎を串団子の串のように補強のため鉄筋ならぬ草筋?とし巣の補強に使うようです。巣を見てこの補強を知ったとき、自然の驚異を感じました。

コシアカツバメは、警戒心が強いので、暫くは巣作りを見守ろうと思います。